モンゴルは世界的にも優秀な原皮が生産されます。
日本の約4倍の国土で、同国民の半数150万人とも言われる牧民の皆さんを中心に、羊やヤギを数千万頭の規模で放牧し畜産されてます。
その内の大半は原皮やウェットブルー(クロムなめしの半製品状態)として海外から安価に買い付けられており、国内での素材流通や海外への完成革素材としての販売はなかなか進まず、素晴らしい資源の有効活用による産業基盤構築に少し足踏み状態です。
最初に現地に訪れた際に、同国皮革協会会長のバヤルサイハン氏(写真:右)から「例えば、牧民同士でお互いの家(ゲル)に遊びに行くときは、羊をお土産にします。そして食するのですが、その時の原皮はそのまま捨てられてしまう。その数は年間200万枚に及びます。ラセッテー技術の導入が可能なら、せめてそれと同数ぐらいの規模まで素材化を進めたい」と、意欲と期待を頂きました。
MONYクッションのクラウドファンディングは、まさにその第一歩目。モンゴル国皮革産業にとって大切なスタートなのです。

TOP